特色教育

特色教育

造形活動
造形展

子ども達の集中力・想像力を育む

毎年11月に『造形展』を行っています。約一ヶ月かけて少しずつ造形活動に取り組んだ作品を各クラスに展示し、お家の方に見て頂きます。製作の過程で、発達段階に応じて用具の使い方を指導しながら、一人ひとりのお子さんが考え、工夫する楽しさを味わえるよう働きかけていきます。 

【年少組】では、お子さん自らが「やってみたい!」「作ってみたい!」と心が動かされるような働きかけをしていきます。時には友だちが取り組んでいる姿から刺激を受けて、「自分もやってみよう」という気持ちの高まりを待ちます。

年中組

【年中組】では、お子さんたちの話し合いの中で作ってみたいものを出し合い、個人の製作を中心に製作していきます。少しずつ友だちと協力して大型の共同製作の作品にもチャレンジしていきます。

年長組 絵に色をつける

【年長組】では、前日の帰りの集まりの時間に翌日の活動について相談し、翌朝、登園した順に取り組んでいきます。自ら課題を持って登園し、課題に取り組んでいく体験は、自立していく力を育みます。

造形している園児

友だちと話し合いを重ね、共通のイメージを持ちながら造形活動が展開されていきます。こうした体験を重ねると、時には教師がいなくても、友だちと相談しあって工夫して作るようになります。また、「これで作ったら?」「こっちのほうがいいよ」と、意見の対立があっても仲裁役の子がでてきて、中立案をさぐったりする姿も見られるようになります。

さらに、「こうしたら・・」と自分が出したアイディアを「いいねー。それやってみようよ!」と友だちが認めてくれたときの嬉しさ、失敗に失敗を重ねながらも作り上げたときの満足感、そして協力して作り上げたときの充実感と友だちとの連帯感等々。作品そのもののできばえよりも、こうした活動の中で経験することが幼児期にとって大切だと考えます。

 

こども会
こども会

子ども達の想像力・表現力・社会性を育む

当園の保育教育で大切にしていることは「子ども達と教師が一緒に創る保育」です。
先生が子ども達の活動の全てを準備し、先生が考えた案で、先生が作ったパーツで作ったり、活動するのではなく、自分で考え、試行錯誤しながら活動を展開していくことによって、想像力(考え工夫する力)を育てたいと考えています。また、表現することは、自己発揮する力を育みます。そして保護者の方にご覧頂くことによって、自信を持つきっかけとなります。人は何か一つでも、どんなことでも“自信”を持つことによって、大きく成長できるものです。多くの人の前で歌ったり、踊ったり、台詞を言ったりという劇ごっこは、総合的な成長を期待できる機会と捉えています。

<年少組>では、その学期に歌った歌や遊びを劇ごっこの中に取り入れ、生活の中の教師とのやりとりそのものを台詞にしたりしながら劇ごっこを展開していきます。

<年中組>では、子どもたちが「やってみたい役」を出し合ったり、「行ってみたいところ」を出し合ったりして劇づくりをすすめていきます。

<年長組>では、劇ごっこのテーマの話し合いから始まり、ストーリー、さらに実際の台詞を場面ごとに子どもたちの言葉で表現し合いながら決めていきます。教師は子どもたちから出た意見をまとめながら、話し合いの方向がずれないように見守り記録していきます。ストーリーや台詞、役が決まると、役ごとに歌う歌を話し合って決めたり、ダンスの振り付けや手振りやポーズも子どもたちで話し合い決めていきます。合奏や鍵盤ハーモニカ、CDに合わせたダンスなど子どもたちの「やりたい」という思いを大切にしていくと実現した時の達成感や満足感が味わえるようです。そしてそれが“自信”へと繋がっていきます。

合奏

 学期に1回ずつ、年に3回の劇ごっこの体験を重ねると、表現する力が自然と身に付いていきます。

先生達の踊り

お母さん方の演しものもお子さん方のお楽しみの一つになっています。「ママー、がんばってー!」というかわいい声援がとびます。

 

食育教育
野菜の収穫

探求心・思いやり・感謝の気持ちを育む

<自分たちで育て、収穫した野菜で料理体験>

「わくわくガーデン」という名のプランター畑が園庭にあります。

畑に野菜の成長を見に行くときの「ワクワク」する気持ちを畑のなまえにしました。

食育の大切なキーワードとして、子ども達による畑作り、野菜作り、目をかけ心をかけなければ、うまく育たないということは、子育てや教育にも通じます。

子どもたちは種まき、苗植え、草取り、追肥・(肥料やり)、脇芽かき、受粉等、教師と一緒に図鑑で調べながら体験していきます。

さぁ!!手をかけて、心をかけた野菜達からのお礼・・・収穫の時を迎えると、子ども達は収穫しに畑へ・・。まさにドキドキわくわくの瞬間です。

自分たちの手で畑で種を蒔いたり、苗を植えて育てた野菜を収穫して持ち帰り、和え物、漬け物やスープ等、簡単な料理をしてみんなで頂きます。収穫したての野菜は自然の甘みや旨味があって、おうちで普段は野菜を食べない・・・というお子さんもおかわりをしてペロリと頂きます。やっぱり自分たちで育てた野菜は、お友達と大人数で食べると、とてもオイシイんですね!!

野菜本来の甘みの秘密は・・・なんといっても土づくり!こだわりの焼成していないミネラルたっぷりの蛎殻肥料と牛糞とぼかし。お子さんたちが口にするものですから、「安全安心」が不可欠。肥料の成分などを知りたい方は「リンク」をご覧ください。使用している肥料の詳しいことがわかります。化学肥料や農薬は使っていないので、キャベツについた青虫くんも大切な教材。観察飼育して自然にかえされます。「食育」はもちろんのこと、自然は多くのことをお子さんに伝え、お子さんの心を育みます。